手術の傷について思うこと(幼少期~)
入院の話から離れ、心臓手術の傷についての自分の思いなどを書きたいと思います。
物心ついた時から、胸元にあった傷
1度目の手術は3歳10か月の時。
物心ついた時には私の胸元、鎖骨少し下~みぞおちまで約20センチの傷跡がついていた。
逆に言うと、傷のないキレイな胸元は見た覚えがありません。
小学校低学年の頃、プールのために着替えていると「傷見せて!」なんて言われることも。
子供はストレート!
元来お調子者なので「ほら!すごいでしょ!」とか言って見せちゃう子だった。
そう、気にしたことがほとんどなかったのです。
それが、少し気にするようになったきっかけが、ドキュメント番組。
高校生の頃かな同じように先天性心疾患の人が出ていて、ひどく傷を気にしていた。傷のせいでいじめにあったりもしていた。
それを見て、
「これってそんなに気にしなきゃいけない事なんだ」
「他人から好奇の目で見られることがあるんだ」
とショックを受けた。
見えないように気にしなきゃいけないかな、と思ったり。
ほんの少しの間悩んだけど、まぁ今まで何か言われたわけじゃないし、このままでいいや、という結果に至り、
その後もあまり気にせずに暮らしている。
それでも、
下着の試着する時に店員さん困るかな、とか、
着られる水着選ぶの難しいな、とか、
ちょいちょい頭をよぎるけど、
堂々と試着して下着買ってるし、
ベアトップでがっつり胸元あいたウェディングドレスで結婚式を挙げた。
(水着は太ってるので着たくない(*_*;)
先天性疾患を持ち、小さい頃に手術をした(する)子をもつ親御さんが、
傷についてすごく悩まれているTweet等を見ることがあります。
親御さんの悩みは当然です。
でも、当人は全く気にしなかったという事例(=私)もある。
それが、外からの声(メディアや周囲の人)で初めて気にしてしまう、と言うことも。
私はあの時あの番組を観なかったら、もっと気にせず暮らしていたのかな、と思ったり。
私は親から、傷については何の説明もされたことなかった。
「心臓穴空いてたから手術した」という、我が家で定番となっている説明のみ。
それでも、いや、だから、特に気にせず今まで来られた。
私個人の考えですが、
本人が気にしていない時は、あまりフューチャーしなくて良いんじゃないかな、と。
本人が気にして悩んだ時に、フォローしてあげてほしい。
とはいえ、病状も傷も考え方も様々。
こんな経験、こんな考えの人もいる、くらいで読み流してください(^-^;