坂道いっぱい~成人先天性心疾患~

成人先天性心疾患者です。治ってたと思ったのに、子育てしながら2度目の手術受けました。

退院、そして手術までの育児~2018年6月 ③~

検査入院からの退院

カテーテルを通した左手首の圧迫と固定の痛みで目が覚めた。ついつい動かしてしまう場所だからか、固定時間が長くなると痛みが出てきた。想定外だった(*_*;

 

朝食後循環器内科のT先生が診察に来てくれた。止血できていたのでエアーと固定を外してもらう。

「僧帽弁の状態を詳しくみたいから、後日経食道心エコーします」と。

辛いと噂に聞いていた経食道心エコー。やはりやるのか。

痛いですか?と聞くと、胸元の3色ボールペンを取り出して、

「このペンくらいの太さのカメラを口から飲んでもらいます。胃カメラ苦手?胃カメラより辛いんです。眠ることもできるけど。」と。

だいぶ太いもの飲むじゃないですか!!

もちろん「絶対絶対眠らせてください!!!」と懇願した。

 

退院、何度か検査や診察をして、早々に手術を受けることに。それまでは自宅で要安静。もちろん自転車もダメ。

どこまで生活を制限すべきなのかとても不安だと伝えると、

「本当にすぐどうにかなる人は退院させません。検査である程度分かったから薬も出せる。無理をせず、ゆっくり過ごしてください。」

と言われた。

ゆっくり、、、2歳児とゆっくりなど無理です。。。

 

退院後の生活

息子は7月初日からの保育園入園までは、毎日一時保育、その後7月から隣の地区の保育園へ入園した。

抱っこもダメ、と言うことで送迎は夫が通勤時に行うことに。

ママ大好きで私にべったりな息子は、突然私と離れた生活になり、毎日泣きながら登園。

息子と夫がいなくなった静かな部屋で、私のせいで寂しい思いさせてごめん、という思いが募る。

家庭内の育児も、お風呂など体力が必要なものは全て夫に任せた。夫は元々家事育児を率先してやってくれていたので、安心して任せられた。

抱き上げることも控えた。

当初若干戸惑っていた息子だが、すぐにパパっ子になった。

ママじゃなきゃいや!ばかりだったのに、パパじゃなきゃいや!ばかりになった。

手術での長期入院中など、私の不在を考えるとパパっ子のほうが良いことは分かっているのだが、寂しくてしょうがなかった。

どこかで「母親失格」と言われている気分になっていた。